2017年1~3月期の冬ドラマが最終盤を迎えている。すでに終わった番組もあるが今週、来週あたりが最終回のピーク。楽しみで仕方ない。新番組を自動録画する機能でほとんどのドラマをチェックし、それらを休みに延々と見るのがライフワークのようになっている筆者。今季は「東京タラレバ娘」(日本テレビ系、水曜午後10時~)が気に入っている。
同ドラマは、漫画家・東村アキコの同題作品が原作で、30歳独身の主人公が同級生の2人とともに女子会を開いては不毛な「タラレバ話」で盛り上がる日々のなか、男性モデルとの出会いを機に恋愛や仕事と向き合っていく姿が描かれている。アラサー女性の生活をリアルに描いた作品。「30代も半ばを迎えようとしている女子が『タラレバ』という言葉で自分たちを守りながらも現実に向き合って幸せを追い求める」というのが物語のテーマだそう。
インターネット上では原作の33歳から引き下げられている年齢設定やキャストに批判はあるようだが、本を読まない筆者にとっては分からない話だし、周りの友だちらからは「共感できる」と好評の声。未婚率が高まっている昨今、女性だけでなく男性にとっても共感できる部分はある。
「たられば」は「もし○○していたら(したら)、もし○○していれば(すれば)」という事実と無関係な仮定の話、または事実と異なることを仮定してする後悔。しても仕方ない話という意味で使われることが多い。ドラマのような恋愛に限らず「たられば話」はしてしまうが、「したら・すれば」の後ろにいいことが続くよう前向きに使っ〝たら〟どうだろう。常に心がけてい〝れば〟、後悔は少なくなるはずだ。(笑)