猛スピードで社会が変化する中、大変なのが新しい言葉を覚えること。IoT(モノのインターネット)などがそうだが、ようやく意味が理解できたと思ったら、また次の新しい言葉が登場するので常に勉強しておかないとついていけない。
 最近では「チャットボット」や「フィンテック」という言葉がよく見かけるようになり、一般的になってきているそうだ。ネットで調べてみると、チャットボットは、ネットを利用したリアルタイムコミュニケーションのチャットと、ロボットを組み合わせた造語。人工知能を活用した自動会話プログラムのことで、要するに人間が質問するとロボットが答えてくれる。すでに客の問い合わせに活用している企業もあり、「領収書がほしい」などの要望にも即座に正確な回答をしてくれるという。フィンテックは金融を意味するファイナンスと技術を意味するテクノロジーの造語。スマホでのカード決済が代表的な事例だそうだ。その他には、スマホでレシートを写真に撮れば家計簿にまとめてくれたり、資産運用を考えてくれるプログラムがあったりと、どんどん社会に広がっていっている。
 新聞報道で、東京商工会議所が調査した中小企業を中心とした会員企業の情報技術活用状況の結果が発表されていた。IoTを導入しているのは6%で、ロボットとビッグデータ(巨大なデータ群)は各3%しかない。チャットボットを導入した企業では問い合わせへの負担が減少、丁寧な対応が必要な人に時間を割けるようになったことで業績に好影響を与えているという。新しい言葉を覚えるのにやっとだが、それらを活用できないと意味がないということも忘れてはならない。 (賀)