御坊市の小中学校等での集団食中毒発生を受けて8日、名田町の名田幼稚園で緊急の手洗い教室が開かれた。日高食品衛生協会(辻井和吉会長)の手洗いマイスター資格を持つ会員が講師となり、ノロウイルスやインフルエンザ予防のための手洗い方法を指導。同園は今季2回目の教室となり、子どもたちは慣れた様子で手を洗い、きれいに汚れが落ちたかどうか確認してもらった。
 先の集団食中毒では全園児41人のうち、6人が発症。この日の教室はあらためて予防に効果的な手洗い方法を教わろうと、園側の依頼で開かれ、3歳から5歳までの全園児が参加した。
 指導は辻井会長ほか衛生指導部長(手洗いマイスター)の新田みどりさんら会員6人。子どもたちは手のひらと甲だけでなく、指先や指の間、手首、ひじまで洗うポイントを教わり、汚れに見立てた専用のローションを塗った手を水道で洗い、目に見えない汚れが残っていないか、特殊なライトに手をかざして確認した。
 伊藤裕香園長は「今シーズンはインフルエンザの流行期を前に、昨年11月に手洗い教室を開きましたが、今回は集団食中毒の発生を受けて、もう一度、子どもたちに正しい洗い方を覚えてもらうためにお願いしました。食中毒もインフルエンザも予防は手洗いが第一ですので、教わった通りに実践していきたいです」。辻井会長は「予防はまず手洗いですが、万一、食中毒を発症してしまった場合は家族や周囲の人が感染しないよう、おう吐物等の適切な処理が重要です。食品衛生協会としても学校や団体から要望があれば、手洗いや2次感染予防の出張指導に対応したいと思います」と話している。
 県食品衛生協会と県などは3月16日、御坊市民文化会館でノロウイルス食中毒予防教室を開く。午後2時から。