全国的に記録的な大雪となった24日、日高地方も沿岸部を中心に約10㌢の積雪を記録するなど、一面銀世界となった。幸い転倒等によるけが人は出ていないが、高速道路は県内全域で通行止め。JR御坊駅発着の電車も運休や遅延が出るなどダイヤが乱れ、通勤ドライバーや乗客の足に影響が出た。一方、子どもたちは大はしゃぎで、校庭で雪遊びする姿がみられた。
 和歌山地方気象台によると、強い寒気が中国山地を越えて瀬戸内海で水分を補給して雪を降らせているため、和歌山県内では特に沿岸部での積雪が多いのが特徴という。日高地方では、川辺観測所で今冬4番目の寒さとなる最低気温マイナス0・5度を記録。3㌢以上の積雪は、平成26年2月14日以来3年ぶりだが、地域によっては数十年ぶりの積雪量となっている。
 大雪の影響で高速道路は南紀田辺―和歌山間が午前0時45分から全面通行止めが続いており、JR御坊駅発和歌山行き電車は上下線1本ずつが運休したほか遅れも出た。日高川町山野地内の県道御坊中津線では電柱が倒れ、全面通行止めとなった。御坊署によると、雪の影響で通勤時間帯等に6件の物損事故が発生した。
 交通網の乱れで給食の食材が配送できず、由良町や美浜町では午前中で授業を終えて帰宅する小中学校も。雪の影響で日高町内全小中学校、日高川町の一部小中学校で自宅待機となった。御坊市や印南町は通常通りで、日高地方で唯一の芝生グラウンドがある切目小学校では、10㌢ほど積もった雪に児童は大喜び。大きな雪だるまを作ったり、なかなか機会のない雪合戦で盛り上がっていた。5年生の真鍋琴奈ちゃんと村上歌音ちゃんは「寒いけど、めっちゃ楽しい」と笑顔がはじけていた。印南町島田の男性(73)は「こんなに積もるのは子どものとき以来」と興奮ぎみに話し、景色をビデオカメラで撮影していた。