ノロウイルスが全国で猛威をふるっている。11月28日から12月4日までの1週間の患者数は5万4876人。全国に約5000カ所ある定点医療機関の1カ所当たりの感染性胃腸炎患者は17・37人。患者は11月から急増しており、例年より早く流行が始まっている。全国的には、感染拡大防止の観点から冬の風物詩である「もちつき」を禁止したり、やめるよう推奨しているところもあるという。
筆者も過去に感染性胃腸炎にかかったことがあるが、思いのほか辛かったことを覚えている。熱や腹痛があったが、大変なのは嘔吐だ。飲み物でも食べ物でも少しでも口にすると数分後に気分が悪くなり、吐きだしてしまう。食事ができないので、少しでも栄養をつけようと飲んだドリンク剤もすべて出てしまう。水分をとらなかったせいか頭痛も出てきたことを覚えている。
ノロウイルスの感染経路はカキやシジミなどの二枚貝を生や不十分な加熱調理で食べた場合、感染者の便や吐物に触れた手から口に入る場合、乾燥した便や吐物から空中に浮遊したノロウイルス粒子を吸い込んだ場合など。空気感染はマスクなどで対処するしかないが、感染の可能性は低いとのこと。感染の主なルートは、やはり手指を介してなのだろう。
ノロウイルス対策としては、風邪予防などで使うアルコール消毒は効果がないとのこと。有効なのは手洗いで、流水で15秒洗うだけで洗わない状態と比べて約1%までウイルス数を減らすことができ、石鹸洗いを加えれば0・001%まで減らすことが可能。ことしは例年以上に猛威をふるっているとのことなので、さらに対策を徹底するよう心がけよう。(城)

