きのくにロボットフェスティバル実行委員会が、ロボフェス10周年企画として全国の小中学生を対象に募集していた「わたしのアイデアロボット」絵画作品展の入賞者が決まった。日高地方からは優秀賞に1人、奨励賞に2人が入賞。今月18日に御坊市立体育館で開かれる「きのくにロボットフェスティバル2016」で表彰される。
 子どもたちに未来のロボットについて想像してもらい、イラストと言葉で表現することで、物作りへの関心を持ってもらおうと実施。全国から134点の応募があり、最優秀賞1点、優秀賞2点、奨励賞3点を選んだ。
 最優秀賞は奈良県上牧小6年の冨岡獅堂君で、作品はさまざまな機能が付いた車いす「WORLD KIND」。認知症の祖母のために考えた作品で、暖房や人工知能付きビデオ通話ができるテレビ、障害物感知センサーなどさまざまな機能が搭載されている。
 優秀賞には御坊小5年の田中さくらさんの作品「稲田守」が入賞。人の代わりに稲を育てるロボットで、田んぼの中を歩き回って稲を鳥から守るほか、足のセンサーで水の状態を調べ、目で撮影した画像を転送する機能も付いている。もう1点の優秀賞は和歌山市楠見小5年梅本賢和君の作品「ロボぐちごりょう」が選ばれた。
 奨励賞には印南小5年塩田雅也君の「待機児童問題解決ロボット」、川原河小5年東原百伽さんの「れいこちゃん」、和歌山市高松小1年垣本佳祐君の「こうつうあんぜんパトロールロボット」が選ばれた。