印南町出身、横浜市在住の芥川賞作家、辻原登さん(70)が日本芸術院会員に内定された。俳人の宇多喜代子さんと2人で、15日付で文部科学大臣が発令する。
辻原さんは本名村上博。貿易会社、電算機会社勤務を経て作家となり、平成2年に「村の名前」で芥川賞を受賞した。以後、精力的に執筆活動を続け、「許されざる者」で毎日芸術賞、「闇の奥」で芸術選奨文部科学大臣賞、「韃靼(だったん)の馬」で司馬遼太郎賞、「花はさくら木」で大佛次郎賞など多くの賞を受賞。ことし6月には日本芸術院賞恩賜賞を受けていた。現在、三島由紀夫賞、川端康成文学賞、日経小説大賞、司馬遼太郎賞、読売文学賞、群像新人文学賞等の選考委員を務める。
日本芸術院会員は非常勤の国家公務員。任期は終身。定員120人で、会員数は内定を含め101人となる。

