第32回県中学校バスケットボール新人大会が12、13日、和歌山市の県立体育館等で開かれ、女子の部で日高が3位に入賞した。持ち前の堅守速攻で日高地方勢では男女を通して県大会10年ぶりのベスト4入り。全国の強豪が集まる和歌山県中学校バスケットボール招待大会(19・20日、有田・海草地方)に出場する。
 新人大会は男女とも県内8地方の予選1位と和歌山市、紀北、中紀、紀南の各代表合わせて12チームが熱戦を展開。3チームずつに分かれて予選リーグを行い、各リーグ1位の4チームが決勝トーナメントで争った。
 日高1位の日高女子は予選リーグで中紀代表の湯浅を97―29で退け、那賀1位の貴志川に69―29で勝利。2勝0敗で決勝トーナメント進出を決め、準決勝で和歌山市1位の紀之川に51―56で惜しくも敗れた。予選リーグの2試合では故障中の2人を除いた全選手が出場し、オールコートで持ち味のタイトなディフェンスを披露。攻守の切り替えを早く、速い展開のオフェンスを繰り出し、相手を寄せ付けなかった。準決勝は前半にリードし、第3クオーターに逆転されたが、最終の第4クオーターに追い上げる粘りで健闘。日高地方勢の県大会4強入りは平成18年度総体の御坊男子以来となった。
 新人大会の上位大会はないが、男女のベスト4が県招待大会の出場権を獲得。招待大会は開催地方(男子=有田、女子=海草)の1チームを含めて関東から中国、四国まで男女各12チームが予選リーグと決勝トーナメントを行う。女子の会場は海南市総合体育館。交流試合も予定されている。
 このほか、新人大会では男子の部で日高1位の日高が予選リーグ1勝1敗で敗退。日高男女の松本典之コーチは「女子は高い集中力でよくやった。ベスト4のレベル差はほとんどない。昨年は男子が0勝、女子が1勝。着実に前進しているので今後が楽しみ」と笑顔を見せている。日高女子のメンバーは次の皆さん。
 松本典之(コーチ)、打谷美貴(Aコーチ)、立花真紀(マネジャー)、稲垣愛菜、初井美海、大谷雛女、伊藤彩光、小竹莉穂、酒井はづき、宮本芽依、小川未来光、南弥采、加納純菜、前田美琴、東家志恩、初井優奈、小川綾香、北村夏香、鈴木綾夏