美浜町初のフォトコンテストは、入賞作品9点が発表された。国の地方創生加速化交付金事業の一環。応募作品は主催者の町と商工会が広報やPR動画作成のために使用し、町の魅力発信に役立てる。
 入賞作品には冬の朝早くシラス漁へ出る様子をとらえた大賞をはじめ、松林と秋の田んぼ、日の岬灯台と夕日、汐吹岩、青々とした真夏の田んぼ、御崎神社の大鳥居と広がる青い空、祭りの一コマ、ダイコン干し、御崎神社の桜と少女を撮影した写真がそれぞれ決まった。9点の作品だけでも美浜の魅力が十分に伝えられそう。現在、入賞作品は中央公民館で展示中。近く本紙特集号にも掲載予定でぜひ見ていただきたい。
 地方紙にも審査員の依頼があり、本紙を代表して入賞作品の選出に当たった。町内を中心とする41人から応募された130点の力作をテーブルに並べ、1点ずつじっくりと審査。町内四季折々の自然風景、秋祭りなどの行事、観光名所などを、普段目にするのとは違った視点からカメラに収めた作品が並び、入賞を逃した作品にも素晴らしい写真が多かった。
 個人的には御坊市在住者の作品で、金賞に選ばれた「黄金の季節」が印象に残った。写真コメントには「今年も松林に守られ実りの秋の入山付近」と書かれており、美浜町をたった一枚の写真でよく表現していた。また、銀賞の「大鳥居と広がる青」はいつも車で通行して見慣れた煙樹海岸付近の風景だが、外部の人(作者は和泉市在住)にはそれ以上の価値があるのだとあらためて気づかされた。
 一枚の写真にはその場面だけでなく、その地への思いも写し出される。美浜町を見つめ直す機会としてもフォトコンは有意義だったと思う。 (賀)