由良町とМES―KHI由良ドック㈱の災害時における避難所施設利用に関する協定書調印式が5日、同町役場で行われた。
 町内で発生した地震、津波、風水害などの災害時に、町から要請があれば、由良ドックが管理する宿泊施設「シーサイド由良」を避難所として利用できるようにするための協定。シーサイド由良は網代地内にあり、鉄骨造り地上4階建て、延べ床面積3906・01平方㍍。ことし7月1日に改築オープンしたばかり。個室が151室あり、平常時は由良ドックに収容された日本船の乗組員や作業員が利用。満室になるのは年2、3回。
 調印式では、畑中雅央町長と由良ドックの藤岡伸近代表取締役社長がそれぞれ協定書に調印。岡眞治副町長らも同席した。藤岡社長は「新施設は、津波にも耐えられる構造になっています。この地で40数年、仕事をさせていただいており、緊急時に住民のお役に立てれば幸いです。個室ですが、3、4人は生活できると思います」と話し、畑中町長は「障害者や高齢者らの福祉避難所としても利用できれば」と感謝していた。
 同町ではこれまでも各種団体と災害救助物資や復旧の支援など防災に関する協定を締結しており、今回の協定が25件目。施設提供の協定は初めてとなった。