インターネット上に、ボートマッチというサイトがある。英語のvote(投票)とmatch(一致する)を組み合わせた言葉で、オランダ生まれの投票に役立てるツールとしてヨーロッパでは普及しているという。日本でも、国政選挙ではいくつかのサイトが開設されている。
 そのサイトの一つを7月の参院選で試してみた。やり方は簡単。憲法改正、消費税増税、アベノミクスの恩恵、将来の年金、格差問題、原発、待機児童の解消、地方創生、対中外交など24の設問について、賛成、反対やいくつかの選択肢の中から自分の考えに近いものを選んでクリックすれば、自分と、各政党や立候補者の考え方がどれだけ一致しているかを数値で知ることができる。筆者の場合は実際に投票した政党と考え方が一致した政党は違った。投票の際には政策実現力も考慮するので、ボートマッチの結果と投票行動に違いが出たのだと思うが、投票先を決める際の参考にはできそうである。
 選挙権年齢が18歳に引き下げられて初めての国政選挙となった先の参院選。県選挙管理委員会は18、19歳の投票率などを発表。それによると、投票率は41・81%だった。自分たちの将来にかかわる選挙に、2人に1人も行っていないのは残念だ。
 参院選の前後、テレビで18、19歳の若者が「政治がよく分からない」「どの政党がいいのか分からない」などと投票に行かない理由を話すのをよく聞いた。パソコンもスマホもある時代。調べようと思えば、いつでも、どこででも簡単にできる。ボートマッチのようなツールもある。政治に無関心なだけでなく、分からないことを調べようともせずに言い訳する若者たちにはがっかりさせられる。(賀)