日本自動車連盟(JAF)はこのほど、「信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしていても9割以上の車が止まらない」との結果を発表した。6月に実施した交通マナーアンケートで「信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしているのに一時停止しない車が多い」に「とても思う」と回答した人が、全体の43・7%あったことを受け実態調査。8、9月に信号機が設置されていない片側1車線の横断歩道、各都道府県2カ所ずつ計94カ所で調査。通過した車両1万26台のうち、一時停止した車はわずか757台(7・6%)だったという。
 この結果は単に親切な人が少ないなどというものではない。道交法で、横断歩道や自転車横断帯を横断しようとする歩行者や自転車がいる場合、直前で一時停止し通行を妨げてはならないと定められている。違反した場合は3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金が課せられる。単なるマナーではなく法律違反と言うことになる。
 日高地方ではどうだろうか。全国の調査結果と同じように止まっていない車が多いように感じる。仮に片方が止まっても対向車線の車がなかなか止まらないこともある。そのため歩行者自身も車が止まることより、車がなくなるまで待つのが普通に感じているのかもしれない。
 こういったことは観光先進地では徹底している。ハワイではクロスウォーク法(横断歩道法)という法律があり厳しく取り締まっている。法律を守ることは当然だが、徒歩移動が多い観光客にとって、歩行者優先が徹底していることは好印象になるだろう。観光に力を入れている当地方でも法律厳守はもとより、「おもてなし」の心で歩行者優先を心がけよう。 (城)