田辺市龍神村安井地内の水田に稲穂の色の違いで模様をデザインする田んぼアートが完成し、三美人湯にちなんだ「温泉マーク」、地元の民話に登場する「カッパ」と「牛」の絵柄が浮かび上がった。10日には高台に位置する龍神市民センターで「なかさんじ田舎まつり」が催され、飲食の模擬店や体験コーナーを楽しみながら田んぼアートを観賞する。
県の過疎集落対策事業の一環で取り組みを始め、今回で3年目となる。取り組んでいるのは龍神寄合会(富田進会長)で、6月に龍神中学校や南部高校龍神分校の生徒らと田植えを実施。9月に入った頃から稲穂が色付き始め、赤と黄、緑の3色で温泉マーク、カッパや牛のイラストが水田に現れた。マークの大きさは15×15㍍程度。龍神市民センターの駐車場から田んぼアートを観賞し、携帯電話のカメラで撮影する住民らの姿もみられる。
田んぼアートの見ごろに合わせて、10日午前11時から同センター駐車場で「なかさんじ田舎まつり」を開催。木工のロボットやウグイス笛づくりなどの体験コーナーのほか、ピザ、ゆずソフト、かぼちゃの冷製スープ、椎茸バーガーなどが販売される。龍神寄合会では「ぜひ来場していただき、イベントを楽しみながら田んぼアートを観賞してもらいたい」と話している。

