由良町の興国寺で29日、日高調理師会(畑木正三会長)の魚介鳥獣草木供養が行われ、同会会員の調理師と日高食品衛生協会、飲食業生活衛生同業組合御坊支部の会員ら14人が参加した。
 魚や鳥、牛、豚、野菜などすべての食材に感謝し、家族の健康、地域産業の振興、商売繁盛を願う恒例行事。僧侶の鈴木裕禅さんによる法要のなか、1人ずつ焼香を行い、料理人としての一層の精進を誓った。
 鈴木さんは家族や仕事の仲間、お客さんら周囲のすべての人に感謝し、利他の心で生きることが自らの幸せにつながるとし、「生ある食材についても人と同じく、施しの心で輝かせてあげてください」と法話。最後に調理師会副会長の高垣由美子さんがあいさつした。