みなべ町山内、千里の浜のアカウミガメの産卵がほぼ終了した。日本ウミガメ協議会のまとめでは、産卵は122回で、昨年の82回より40回増加。上陸は252回(昨年176回)だった。
 期間は5月18日から8月9日までで、上陸で一日の最高は6月29日の10回、産卵は7月10日の6回。現在は子ガメの孵化が始まっている。同協議会は「ことしは昨年と比べて時期が早く、ピークが1週間から10日程度早かった。これまでのところ、台風の高波で巣穴が流出するなどの被害はなく、孵化率は高まるのではないか」と話している。