宮代キャンプ場は日高川に面し、平成12年にオープン。キャンプ場25区画とコテージ8棟を備えている。盆の時期は書き入れ時で、ことしも県内外から大勢の観光客が利用。家族連れらがバーベキューや川遊びなどを楽しんでいる。管理者によると、「昨年は日高川の増水でいまひとつだったが、ことしは天気にも恵まれて好調。リピーターも多い」と話している。大阪市から家族5人で訪れたという会社員の田中昭好さん(43)は「大阪よりも涼しく、過ごしやすい。自然の中でのんびりとできるところがいいですね」と話し、12日から14日まで3日間滞在。和歌山市から家族4人で来たという自営業の山西秀記さん(36)も「このキャンプ場を利用するのは3回目。温泉が近くにあるし、川もきれいなのが魅力」と話していた。
 民宿や旅館なども好調で、同市龍神村龍神の季楽里龍神では「10日から21日までほぼ満室状態。ことしは昨年よりも宿泊予約が多い」、みなべ町埴田の国民宿舎紀州路みなべでも「9日から15日までほぼ満室。ことしは台風もなく、晴れの日が多いことや近くにスポーツ施設が整備されたことが影響しているのではないか」と話している。