美浜町吉原、美浜松原郵便局東の松林内に整備される松原地区高台津波避難場所の安全祈願祭が2日、現地で行われ、施主の森下誠史町長はじめ、町議、町内区長、県議、工事関係者ら約50人が参列した。
神事では松原王子神社の小竹伸和宮司が祭主を務め、参列者が玉串などをささげて工事の無事完成を祈願した。神事終了後には森下町長があいさつし、「この付近は1854年に発生した安政地震の津波記念碑に刻まれている大松原の小高い場所に当たり、地震、津波の時にはここに逃げてくるようにとされた場所」と紹介したうえで、「当初の予定より1年3カ月早く、来年の6月末には工事が完了予定。美浜町の津波避難困難地域が一気に解消され、付近住民の安全、安心に大きく寄与すると確信している」と期待を込めた。
高台整備は本年度から3カ年事業。盛り土で一時避難場所の高台を建設し、標高15・5㍍の頂上部分には2000人の地域住民が逃げ込めるほか、マンホールトイレ、生活必需品や防災資機材、非常食を保管する倉庫とコンテナハウス、万一の時にかまどとして使用できるベンチなども設置する。総事業費は約3億円。工期は平成30年9月30日まで。盛り土などの施工は、和歌山市小松原通の㈱淺川組(栗生泰廣取締役社長)、設計は同じく和歌山市小松原通の玉野総合コンサルタント㈱和歌山営業所(市口敏孝所長)。

