第68回県中学校総合体育大会陸上競技の部は24、25の両日、紀三井寺公園陸上競技場で行われ、共通男子3000㍍で家吉新大君(湯川中3年)が32年ぶりに大会記録を更新する8分55秒72の好タイムで優勝。第43回全日本中学校陸上競技選手権大会(8月21~24日、長野県・松本平広域公園陸上競技場)の参加標準記録を見事突破し、日高地方勢で唯一、同大会の出場を決めた。
 全日中大会へ出場するには今月2、3の両日、同競技場で開かれた全日本中学校通信陸上競技大会県大会または今回の県中学総体で参加標準記録を突破しなければならない。家吉君は通信陸上で3秒32標準記録に届かず、これが全日中大会出場のラストチャンスだった。
 今月上旬から調子がよく、「自信を持って臨んだ」というレースは24日午後4時半すぎにスタート。「記録だけを狙う。ペースを落とさないように」と積極的な走りを見せ、序盤から先頭に立った。中盤に入っても勢いは衰えず、2㌔すぎに「絶対にいける」と確信し、ラストスパートへ。学校の仲間らの応援も大きな後押しになったといい、参加標準記録8分57秒00を見事に突破した。
 レース前の自己ベストは通信陸上の際の9分00秒32で、わずか3週間でさらに4秒以上も記録を更新する目覚ましい成長ぶり。1984年に高雄中の選手がマークした大会記録8分58秒1も塗り替え、「コンディションもよかったので、イメージ通りに気持ちよく走れた。絶対に全日中へ行きたいと思っていたのですごく達成感があります」と笑顔をはじけさせた。
 全日中大会では「決勝に残れるように一生懸命走りたい」と力強く抱負。記録では3年前に亀川中の選手がマークした県中学校記録8分45秒11に照準を合わせており、「県記録を更新したい」と一層の飛躍を誓っている。