日高川町、川辺西小学校の5年生33人は21日、鐘巻地内の田んぼで古代米の田植えを体験した。
 古代米は、稲の原種である野生稲の特徴を受け継いでおり、今回はなかでも黒い米が特徴の紫黒米。10年以上続く取り組みで、ことしも道成寺参道でレストラン「あんちん」を営む石倉忠明さんの田んぼで作業した。
 子どもたちは一列に並び、泥んこになりながら元気よく苗を植えた。大家啓(はる)君は「ぬるぬるで気持ち悪かったけど、家でも手伝ったことがあるし楽しくできた」と笑顔。秋には稲刈りを行う。