美浜町の松原地区会館で20日、松原小学校(宇和孝仁校長)の6年生が将来の夢や仕事について調べる総合的な学習「12歳のハローワーク」が行われた。
 新聞社社員、警察官、保育士、薬剤師、翻訳家、栄養士、料理人、建築士など12業種、13人の大人が講師役。児童27人は5、6人ずつ5班に分かれて、「これからの職業選びの参考にしていきたいです」と順番に仕事のやりがい、仕事へ就く方法などを質問していった。
 建築士には「一番大変な作業はなんですか」と尋ね、建築士が「どういう家を建てたいのか聞き出し、形にすること」と答えると熱心にメモを取る姿が見られた。
 将来、洋食店のシェフになりたいという松本翔汰君は、御坊市内の洋食店、ケントハウスのオーナーシェフ山下兼司さん(55)に「調理師学校へ行って仕事に就いたのですか」などと積極的に質問。山下さんからは「お客さんが食べている時に笑顔になっていたら楽しいですね」と仕事のやりがいについても教えてもらい、「勉強になりました」と話していた。