南部高校は平成29年度から、園芸科・生産技術科・服飾デザイン科の募集を停止し、「食と農園科」を新設する学科改編を行う。同学科には園芸、加工流通、食文化研究の3コースが設けられる。県教委は「生産だけでなく、加工や流通・販売を含めた農業の6次産業化に対応できる人材を育成していきたい」と話している。
 新設の学科では、農業と食を総合的に学ぶ。同校には現在、園芸科、生産技術科、服飾デザイン科、普通科の4科があるが、学科の改編で29年度の募集は食と園芸科、普通科の2科になる。園芸科・生産技術科は園芸コースと加工流通コースに引き継がれる。
 27年度入学生(現在の2年生)と28年度入学生(同1年生)は変更はなく、それぞれの科に在籍とする。募集定員など詳細についてはまだ決まっていない。
 改編の理由について県教委は「地域の財産である『みなべ・田辺の梅システム』が世界農業遺産となり、基幹産業である農業を活性化するため担い手を育成しようという機運がいままで以上に高まっている。伝統と地域の資源の南高梅などを活用した特色ある教育を行い、生産だけでなく農業の6次産業化に対応できる人材を育てていきたい。農業系学科への地域の期待は高く、これまでの伝統は園芸コース、加工流通コースで引き継いでいく。」と話している。