日高川町の江川小学校(玉置敏与校長)で15日、不審者からの避難訓練が行われ、児童が大声を出して走って逃げる練習をした。
 不審者役の御坊署員らが下校中の子どもたちに声をかけた。児童は後ずさりしながら距離をとり、さらに近づいてくると、振り返って猛ダッシュ=写真=。「助けてー」と大声を出したり、笛や防犯ブザーを鳴らし、逃げ込んだ「きしゅう君の家」で不審な男の服装など特徴を伝えた。
 署員は「急に大声を出すのは難しいと思うので、普段から大きな声であいさつをして慣れましょう。そうすると、近所の人も顔を覚えてくれて、もしものときに助けてくれます」とアドバイス。このほか、校舎内に刃物を持った男が侵入したとの想定で、教諭らが児童を逃がす訓練も行った。