田辺市の田辺スポーツパークで14日から、9月に開かれるリオデジャネイロパラリンピックの日本代表候補メンバーの強化合宿が始まった。15日には地元田辺市の中学生との交流事業が行われ、世界レベルの障害者スポーツを身近に感じていた。同日に歓迎セレモニーが催され、仁坂吉伸知事らが「リオでの活躍を期待している」とエールを送った。
同競技場は3月、年中利用できるフィットネストレーニング施設が完備されていることや障害者の投てき競技の器具が整っていることなどから、スポーツ庁が定める「ナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点」に指定を受けた。合宿には日本パラ陸上競技連盟などに所属する選手20人とコーチ20人が参加。18日まで練習を行っている。
15日には地元の明洋中学校の陸上部員24人を招いて交流。選手とのふれあいを深めたほか、中学生4人のリレーと車椅子800㍍の樋口政幸選手1人が競うアトラクションのレースも。結果は中学生が逃げ切った。リレー選手で同校陸上部の沖見健斗君(3年)は「世界のトップアスリートと一緒に走ることができて、とてもうれしい。リオのパラリンピックはテレビで絶対に観戦する」と笑顔を見せた。樋口選手は「静かな環境で練習に集中できる。もっと暑いと思っていたが、それほどでもなかった」と合宿環境の良さを評価した。
このあと競技場で歓迎セレモニーが催され、仁坂知事は「ここで頑張って力をつけて下さい。リオでの活躍を楽しみにしています」、地元田辺市の真砂充敏市長は「スポーツで皆を元気にしていくことが世界や未来へと広がることを期待しています」とあいさつした。花束や記念品が贈呈されたあと、走り幅跳びの芦田創選手が選手団を代表して「この合宿の成果をリオで発揮し、1つでも多くのメダルをとれるように頑張ります」と抱負を語った。合宿期間中は誰でもスタンドから練習風景を見学できる。

