日高町の比井小学校(玉置雅已校長)の田植え体験が31日に同校北の田んぼで行われ、2年生8人と5年生10人が参加した。
 総合学習の一環で7年目。地元農家の皿山守さん(69)ら5人から指導を受けて、田んぼに張られたロープの目印に沿って苗を丁寧に植えていった=写真=。5年生の宮本優君は「足がじゅるじゅるして深いところは作業がしにくいです。いまは機械での田植えですが、昔の人は疲れたと思います」とにっこり。
 田んぼの面積は2・5㌃。9月初旬には稲刈り体験も行い、約120㌔の米が収穫できる見込み。地域住民との交流事業でカレーにして食べたり、社会福祉協議会へ寄贈したりする。玉置校長は「5年生には田植えして収穫するだけでなく、ことしは地元農家の人から農業の苦労話を聞く機会も持って、より一層農業について勉強してもらおうと考えています」と話している。