介護保険ってよう分からん... そんな悩みや不安に対応しようと、由良町社会福祉協議会(井上充明会長)は、今月から初の介護相談事業をスタートさせる。これまでも社協の職員らが随時相談に応じていたが、高齢者らの負担にならないよう各地区に出張して毎月1回定期的に相談所を開設し、より一層相談しやすい環境をつくる。担当職員は「どんなささいなことでもお気軽に」と呼びかけている。
 全国的に高齢化が進む中で介護の必要性は年々高まっているが、介護保険の仕組みやサービス内容、関連する施設など一般的には分かりにくいことが多く、介護をする側、される側ともに不安を抱えている家族も多い。そんな中、由良町社協では、気軽な相談の場を設ける。相談員はいずれも社協の職員でケアマネジャー歴9年の濵田昌樹さん(42)=日高町志賀=と同歴2年の岸田まゆみさん(46)=御坊市湯川町富安=の2人。「介護に関するどんな小さな悩みごとでも遠慮なしに相談してください」と声をそろえる。
 日程と会場は、6月2日、9月1日、12月1日、3月2日が中央公民館、7月7日、10月6日、1月12日が衣奈会館、8月4日、11月3日、2月2日が福祉センター。時間は午後1時半から3時まで。事前の申し込みは不要で、直接会場にいけばよい。問い合わせは社協℡0738-65-3500。