環境保全に関する実践活動が模範となる団体、個人をたたえる県の「わかやま環境賞」の受賞者が決まり、田辺市龍神村の龍神中学校(山崎学校長・生徒73人)が環境賞に選ばれた。長年にわたって地域住民と協力し、清掃活動や資源回収に取り組んできたことが認められた。6月2日に県庁で表彰式が行われる。
わかやま環境賞は県民の環境保全に関する自主的な取り組みを促進することを目的に、平成14年に創設され、今回で13回目となる。毎年6月の環境月間中に表彰式を行い、取り組みをたたえている。
龍神中学校は平成18年に下山路、虎東、龍神の3中学校が統合して誕生したが、統合前の3中学校でも地域住民と一緒になって古紙・古着回収を行っていた。新中学校になっても引き継がれ、年3回(6、10、12月)にわたって実施。生徒、保護者、地域住民が村内全域を回って回収している。
ほかにも校内にアルミ缶の回収箱を設置し、住民が持ち寄った空き缶を生徒会で整理するなどの活動を実施。集めた古紙、古着、アルミ缶などは業者に引き取ってもらい、スキー体験(1年)、広島での平和学習(2年)、沖縄への修学旅行(3年)の経費の一部に活用している。また、旧田辺市とつながる県道田辺龍神線(虎ヶ峰)の清掃活動にも取り組み、毎年12月に全校生徒でごみ拾いを行っている。
こうした活動が認められての受賞に、山崎校長(57)は「子どもたちが自分たちの地域や地球環境に関心を持つきっかけにもなる。収益金を活用して貴重な体験もできる。賞をいただき、今後の励みになる」と話している。
今回は大賞に田辺高校・中学校生物部が行った田辺湾周辺の生物調査や外来生物アフリカツメガエルの駆除による生態系の保護が選ばれた。環境賞は龍神中学校ほか2団体が受賞。特別賞は和歌山市の源井洋之さんが受賞する。

