美浜町で6月から若手、中堅職員らが課の垣根を越えて効果的、効率的な地方創生戦略などを検討する「地方創生プロジェクトチーム」が発足することになり、26日に役場で準備会が開かれた。
 チームのメンバーは西山巨章地方創生統括官をリーダーに、議会事務局を除く庁内9課1室の20代から40代までの職員11人となっている。森下誠史町長、笠野和男副町長はオブザーバー。昨年策定された美浜創生総合戦略に基づいて行われる各施策の中で、課の垣根を越えて取り組むべき事業について効果的、効率的な方法を検討するほか、新しいアイデアなど自由な意見も積極的に出し合っていく。ある程度、意見がまとまったところで、西山統括官が森下町長らに報告する。
 準備会では冒頭、森下町長が「地域づくり、まちづくりには、『よそもの、若者、バカものが必要』といわれるが、基本はやる気。職員の中から選ばれたメンバーであるという気持ちで、やる気をもって頑張ってほしい」とあいさつ。今後のスケジュールでは6月6日に初会合を開き、2週間に1回、毎月第2・4水曜午前10時から2時間程度、検討の場を設けることを決めた。
 いまのところ、課の垣根を越えて取り組む事業案には「新規就農者に対する支援」「煙樹ケ浜におけるイベントの活性化」などが挙げられている。