日高川町鐘巻の道成寺で14日、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)和歌山支部(横山善行支部長)のイベント「道成寺書院プレミアムガイド」が開かれ、県内を中心に30人が参加した。
 書院内は小野俊成住職が説明。300年前を始まりに、210年前と160年前に増築されていることや身分によって入り口が異なること、襖(ふすま)は誰でも開けられるが板戸は中から声がかからない限り開けてはいけなかったことなどを紹介。
 襖絵や板戸の絵についても部屋の用途によって描かれている内容が異なることや、由良町の絵師が描いたとされる板戸絵にまつわるエピソードも交えながら、すみずみまで詳しく説明。参加者は熱心に聞き入りながら、300年前の歴史に思いをはせていた。