子どもたちに花に親しんでもらう「花育」の一環で、日高地方農業士会(松川嘉之会長)と日高地方花き連合会(堀池仁会長)は12日、日高地方の小学校と支援学校の計33校(245クラス)の各クラスに1つずつ、スターチスとカスミソウなどの花束をプレゼントした。
 南部小学校の贈呈式では、4年生児童68人を前に松川会長が「温暖な日高地方では日本一のスターチスなどが栽培されています。花を飾ったり育てたりして元気で優しい子になって下さい」とあいさつ。堀池会長は「花を花瓶に生ける時は直射日光を避け、きれいな水を保つと長く楽しむことができます」と説明した。児童4人が花束を受け取り、代表で山田大雅君が「大切にします」と感謝を述べた。
 県の切り花の作付面積は全国5位で、スターチスの生産量は全国トップ、カスミソウは2位。センリョウやサカキなどの切り枝は3位。県内では日高地方が栽培の中心となっている。