熊本地震に伴う県の被災地支援で、住家被害認定業務支援職員派遣第3陣に美浜町防災企画課主事の鈴木大智さん(26)が参加することになり、10日に役場応接室で激励式が行われた。
 森下誠史町長は「余震回数が1300回を超え、きょうは大雨も降っている。自らの安全にも十分注意してほしい」と述べたうえで、「近い将来、南海トラフの巨大地震が起こる恐れがある中、対岸の火事ではなく、自分のことという感覚で被災地住民の心に寄り添って頑張るとともに、いろいろなことを学んできてください」と激励。鈴木さんは町幹部14人が出席する中、「美浜町の代表として選んでいただいたので、精いっぱい頑張ってきたい」と全力の被災地支援を誓った。
 町担当課によると、住家被害認定業務支援を行うには、県の研修を受けなければならない。美浜町職員に有資格者は6人おり、鈴木さんは平成24年度に3日間の研修を受けたという。鈴木さんと県職員2人、橋本市職員1人の計4人が派遣される第3陣は、11日から17日まで1週間、益城町に滞在。罹災証明書発行に必要な被災家屋の全壊、半壊認定調査などに当たる。