ボーイズ、ヤング、リトルシニアの3リーグに加盟する県内の硬式野球チームがリーグの垣根を越えてナンバーワンを決める2016県中学硬式野球選手権大会の準決勝と決勝が5日、紀三井寺公園球場で行われ、御坊ボーイズ/ジュニアタイガースが初優勝を飾った。2試合とも1点差の粘り強さが光った。日本最大級のジャイアンツカップ出場切符をかけて、7月2日に奈良県代表との決定戦に進出する。
これまで夏の県予選等がジャイアンツカップの予選を兼ねていたが、ことしから今大会に変更された。
準決勝は紀州ボーイズと対戦。1―2で迎えた2回、2死から2失策で一、二塁とすると、2番川井田、3番寺迫、4番小野寺の3連続タイムリーであっさり逆転。さらに敵失と6番畑垣、7番大川の適時打でこの回一挙6得点。5回にも1点加え、投げては中田、寺迫の継投で粘る紀州を8―7で振り切った。
決勝の相手は和歌山ボーイズ。タイガースは1回、先頭の中島がセンターオーバーの三塁打で好機をつくったが、後が続かず無得点。息詰まる投手戦は互いに譲らず4回までゼロ行進。試合が動いたのは5回、タイガースは6番畑垣が右前打で出塁し、7番大川の犠打、8番小川の一塁ゴロで2死3塁となり、9番中田の右前タイムリーで先制点をもぎとった。投げては周家、中田の無失点継投で1点を守り抜き、1―0で栄冠をつかんだ。
優勝、準優勝チームは奈良県の2チームとの代表決定戦に進み、優勝すれば中学硬式野球の日本一を決めるジャイアンツカップ(8月、東京ドーム)への出場権が与えられる。
西畑卓也監督は「春の県予選で負けてバラバラになった気持ちをキャプテンを中心に3年生がまとめ、涙を流しただけ成長し、チームが一つになったことが勝利につながった」と選手をたたえ、「奈良との決戦を勝ち抜き、2年ぶりのジャイアンツカップを目指したい」。瀧野肇代表も「春の予選敗退の悔しさをバネに練習した成果。これから代表決定戦、夏の県予選に向けて選手、スタッフ、保護者が一丸となって頑張っていきたい」と話していた。地元勢では、南部リトルシニアが準々決勝で和歌山北ボーイズに1―2で惜敗した。御坊タイガースのメンバーは次の皆さん。
瀧野肇(代表)、西畑卓也(監督)、庄内清、岡本貴好(以上コーチ)、中田惟斗、小野寺優斗、畑垣聖、川井田駿、周家一磨、中島大輔、鈴子昂臣、寺迫涼生、大川海輝、小川泰二郎、寺垣徳成、田中弘哉、松本勝也、坂本貴紀、松本凌昌、浪井陽哉、藤原風輔、田口将寛、三原琉斗

