日高川町鐘巻の道成寺で27日、恒例の鐘供養会式が行われ、多くの見物客でにぎわった。
 最大の呼び物のジャンジャカ踊りは、あいにくの雨の中も例年同様日高川河川敷(藤井側)からスタート。大成中生徒らが担ぐ張り子の大蛇と踊り子が道成寺まで練り歩いた。62段の石段を行くシーンでは、清姫の化身の大蛇が炎に見立てた赤い煙を吐きながら一気に駆け上がり=写真=、集まった多くのアマチュアカメラマンらは夢中でシャッターを切っていた。境内に入ってからは安珍を追いかけ、釣り鐘もろとも焼き尽くすパフォーマンスを見せ、集まった観客を沸かせていた。