日高川町初湯川のリフレッシュエリアみやまの里森林公園で、23日から5月5日まで「第18回みやまの里ふじまつり」が開かれる。長さ1646㍍の藤棚ロードは日本一長い花道として有名。近くの駐車場にオープンした産品販売所とともに、ゴールデンウイークを中心に多くの家族連れらでにぎわいそうだ。
 頭上に広がる藤の花と香りを満喫しながらウオーキングを楽しめるほか、高低差96㍍の健康階段を登ったところにある展望台からは、藤棚ロード、県下有数の規模を誇る椿山ダムを一望。子ども向けにアスレチックやミステリーハウスもある。
 開花状況は19日現在で、入り口にある最も早咲きの白の山フジが見ごろを迎えており、周辺には甘い香りが漂っている。今後は、紫・ピンクの山フジ、遅咲きで40㌢以上にまで伸びる九尺フジが開花。例年、ゴールデンウイーク(GW)前半が最も見ごろ。近年の入場者数は平日で数百人、GWには連日2000人以上が訪れ、期間中の延べ人数は1万人以上、多い年で1万8000人となっている。
 期間中は平安衣装のふじ娘が登場し、催しを彩るほか、美山の特産品などが当たるお楽しみくじ、地元物産展、番茶サービス、こけ玉作り体験(土日祝のみ、先着30人。料金400円)など催しも盛りだくさん。入園料は大人500円、小中学生200円。20人以上の団体割引もある。入園券の半券を持参すれば、美山療養温泉館とあやめの湯鳴滝の日帰り入浴料が100円割引となる。
 4月9日に近くの駐車場に美山産品所が移転オープン。さまざまな特産品が並ぶほか、藤棚ロードの入場券もことしから産品所併設の券売所で販売される。
 詳しくは愛徳荘内のふじまつり実行委員会事務局℡0738-57-0180。