御坊市の戦没者追悼式が15日に福祉センターで行われ、遺族ら約60人が参列して963柱の冥福を祈った。
 以前は市遺族会が主催で行っていたが、昨年から市と市社会福祉協議会が引き継いでいる。柏木征夫市長は「平和で穏やかな日々を過ごせるのも英霊のおかげ。悲惨な戦争を未来に語り継ぎ、郷土の発展に努めていく」と式辞。来賓の中村裕一県議、西本和明市議会議長らがあいさつしたあと、市遺族会の仮家正弘会長が「先の大戦を知らない世代も多くなり、子どもたちにも伝えていきたい。二度と戦争を繰り返さず、恒久平和を実現するよう努力していく」と決意を新たにした。参列者はスターチスを献花し、冥福を祈っていた。