昨年1年間に和歌山県内を訪れた観光客は前年比8・2%増の3334万5000人で、調査開始以降最多となったことが県のまとめ(速報値)で分かった。主な観光地は軒並み大幅に伸びており、温泉や紅葉が人気の龍神村も前年比13・5%の増。全国的に増加している外国人旅行者の県内宿泊は、前年の史上最多記録を大幅に超える42万人台を記録した。
和歌山県内を訪れた観光客数は平成22年が3096万7000人だったが、23年は東日本大震災や紀中・紀南地方で多くの死者が出た台風12号豪雨などの影響により、2761万7000人まで減少した。その後は被災地の復旧・復興が順調に進むにつれて観光の客足も少しずつ伸び、24年は2916万1000人、25年は3001万6000人と大台を回復。さらに高野山の開創1200年記念大法会、紀の国わかやま国体などのビッグイベント、全国的なインバウンド(訪日外国人旅行者)の増加も追い風となり、26年は3082万1000人と豪雨災害以前の水準にまで戻り、昨年は前年比252万4000人(8・2%)増の3334万5000人を記録した。
昨年1年間の宿泊、日帰りの観光客を主な観光地別にみると、和歌山市が642万4700人、高野町が199万1900人、田辺市龍神村が76万人、旧白浜町が344万4000人、那智勝浦町が138万8500人でいずれも前年より増加。とくに平成26年の「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録10周年、白浜アドベンチャーワールドの双子のパンダ誕生、27年の高野山開創1200年が呼び水となった高野町と龍神村は、ともに日帰り客数と総数が調査開始以降最多となった。

