美浜町はこのほどデジタル簡易無線機42基を購入し、役場や消防団、自主防災会に配備した。
 近い将来発生が懸念される大地震などの災害対策の一環。これまで消防団の班長以上に23基の簡易トランシーバーが配備されていたが、災害対策本部が設置される役場、町内12地区の自主防災会との情報伝達を一層スムーズにしようと、新たな無線機を導入した。
 42基のデジタル簡易無線機は、ハンディ型40基と車載型2基。ハンディ型はこれまで通り消防団の班長以上に23基配備され、役場に5基、自主防災会にそれぞれ1基ずつ割り振った。残りの車載型は役場防災企画課と町消防団広報車に1基ずつ設置した。
 自主防災会では会長の自宅や集会所で管理することになっており、先月29日には関係者を対象に取り扱い説明会も開いた。購入費は約400万円。