御坊市島のわかば保育園(ホール靖代園長)に29日、同市出身の大相撲力士、栃乃島(28)=本名・山本雅貴=が訪れ、子どもたちと「お相撲さんごっこ」で触れ合った。
 栃乃島は同園を卒園し、御坊中学校から箕島高校を卒業後、高校の先輩の元関脇栃乃和歌の春日野部屋に入門。現在は三段目で、27日千秋楽の春場所は残念ながら負け越しとなったが、疲れもみせず、母純子さん(46)ら家族、幼なじみの友人らとともに笑顔で保育園を訪れた。
 わかば保育園を訪れるのは、18歳の入門前にあいさつに来て以来10年ぶり。子どもたちとマットの上で相撲をとり、気合い十分の立ち合いから元気いっぱいの突き、押しにタジタジの表情で、「ボクが子どものころと同じで、みんな元気がよくてかわいいですね。(年長時の担当の)ホール先生もまったくお変わりなく、久しぶりにお会いできてうれしかったです」と話していた。