みなべ町の小谷芳正町長(66)=筋・2期=は11日、任期満了(10月23日)に伴う首長選(町議とのダブル選)に出馬する考えを明らかにした。この日再開した議会本会議一般質問の答弁の中で、「多くの方々から『世界遺産を生かし、ふるさとを発展させるためにリーダーシップを発揮してほしい』との声をいただいた。その声に応えるのが使命」と3選出馬へ意欲を示した。
昨年の12月議会でも次期町長選への考えを問う質問があったが、「まだまだやらなければならないことがある。任期まで精いっぱい頑張りたい」と明言を避けていた。今議会では北谷清治議員が意向をただし、これまでの実績を挙げながら「多くの課題が残されています。現在もいろんな事業に取り組まれていますが、町長に対する批判や悪評など聞いたことがない。むしろ、多くの町民から続投を求める声を耳にする。町長の決断を聞かせてほしい」と求めた。答弁に立った町長は「本年度は防災対策、福祉、教育、環境、産業など早急に進めなければならない喫緊の課題もある。熟慮に熟慮を重ねた結果、信頼いただいている皆さんにお応えすることが使命と考え、次期町長選に出馬の決意を固めた。次の世代により良い形で引き継いでいくためにも、誠実に全力で取り組んでいきたいと考えている」と3期目への出馬を表明した。
現時点で首長選に名乗りを上げているのは小谷町長だけだが、議会の中には出馬に向けた動きを進めている議員もおり、近く正式に表明するとみられている。もし選挙戦になれば、みなべ町合併直後の平成16年10月に山田五良氏が元町職員と戦って以来、12年ぶりとなる。
小谷町長は昭和43年に旧南部川村役場に奉職。町職員、副課長などを経て、平成20年、24年と連続で首長選に無投票当選。

