県サッカー協会主催の第7回県フットサルフェスティバルオープンの部が28日に和歌山市の西浜ハットトリックで開催され、由良町のメンバーを中心につくるASIANSが初優勝を飾った。予選と決勝トーナメント全6試合で23得点の攻撃力と、接戦の準決勝ではゴールキーパーのファインセーブでPK戦を制するなど攻守ががっちり。創部14年で公式戦初のタイトルを獲得した。
 高校生以上が対象のオープンの部には県内の18チームが参戦。5ブロックに分かれて予選リーグを行い、9チームで決勝トーナメントを行った。ASIANSは予選でボンボネーラクラシックスを3―0、Kii66代目を7―0、モーリィを4―2で下して1位通過。決勝トーナメントでは1回戦でベルテックスを1―0で退けると、準決勝は強豪のMONKEYSと対戦。4―4のまま勝負がつかずPK戦に突入し、GK羽山幸太選手が1本目をファインセーブして会場を沸かせると、キッカー3人が落ち着いて決め、3―2で勝利した。決勝は串本町フットサル協会Aを4―1で破り、初参戦初優勝を飾った。アタッカーの岩﨑阿樹選手は全23得点のうち11得点を挙げるなど大活躍だった。
 ASIANSは創部当時からのメンバーと、由良FCOBの若手選手を加え、現在は17歳から37歳の21人で構成している。半数は創部してからサッカーを始めたメンバー。濵上敬士主将は「今回は若手メンバーの活躍が光り、楽しく試合ができた。招待試合での優勝経験はありますが、サッカー協会主催の大会には初参戦で初優勝で、本当にうれしい。これからも楽しく続けていきたい」と喜んでいる。ASIANSのメンバーは次の皆さん。
 岩﨑法明(監督)、濵上敬士(主将)、吉岡健太郎、原隆博、川村真也、神尾太、有本豊、山本浩史、花澤晃宏、羽山幸太、瀬正俊、羽山直矢、中野雄平、岩﨑勇樹、岩﨑阿樹、芝田裕也、中﨑紘希、山本英作、岩﨑信、田代知也、吉岡直登