日高川町の社会福祉法人への寄付を装った相続遺産約5億円の脱税事件で、相続税法違反の罪で起訴された日高郡選挙区選出の花田健吉県議(57)=印南町印南原=が25日、県議会本会議に出席。その後の取材に対して、あらためて事件への関与を否定した。
 花田県議は2月定例会初日の23日午後に保釈され、この日の本会議に出席。「(他の被告らを)紹介はしたが脱税とは知らなかった。裁判で身の潔白を証明したい」とし、大阪地検の調べに対しては「一貫して事件に関与していないと主張してきた」と説明。「脱税の意図を知って紹介したことはない。そんなことをするはずがない」と強調した。現時点で辞職の考えはなく、「逃げも隠れもしない。議会には今後も堂々と出席します」と話した。