県教育委員会は23日、県立高校入試の一般選抜・スポーツ推薦の出願状況を発表した。日高地方の3校2分校の10学科(日高総合科学科を除く)は、募集定員716人に対し、631人で、平均倍率は0・88倍。定員オーバーは日高普通科1人、紀央館普通科15人、同工業技術科14人、南部生産技術科2人で、最難関は紀央館工業技術の1・35倍となった。
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 募集定員が最も多い日高普通科は定員160人に対し161人が出願、紀央館普通科は160人に対し175人。紀央館工業技術科は40人に対し54人で、倍率1・35は県立全体でも3番目に高かった。
 前年度比では、日高地方の募集定員は同じ、出願者数は13人減少した。学校別では日高普通科は15人減、中津分校は17人増、紀央館普通科は11人増、工業技術科は増減なし、南部普通科は10人増、同生産技術科は9人減、同園芸は1人減、同服飾デザインは10人減、龍神分校は6人減、日高定時制は4人減。日高中津分校と紀央館普通科、南部普通科の3学科で増加傾向となった。
 受験生は今後、今回の一般出願状況を受けて志望先を変更することができ、最終となる本出願は3月2、3日。前年度の傾向では一般出願で16人オーバーだった日高普通科が4人オーバーまで減り、逆に4人オーバーだった紀央館普通科が14人オーバーに増加。このほかは一般出願で定員オーバーしていた学科は本出願で減少、定員割れの学科は増加する傾向になっている。
 試験は10、11日、合格発表は18日となっている。