県の災害対策本部日高支部は20日、巨大地震に備えた図上訓練を行い、日高振興局と各出先機関の職員ほか、陸上自衛隊や御坊署、日高広域消防から約90人が参加した。
 想定は、午前8時45分、紀伊半島沖を震源とする最大震度7の地震が発生し、日高地方でも各市町で道路が寸断、多くの死傷者が出た――。振興局2階では支部の拠点となる総務県民課(総務班)に続々と各市町の被害情報が入り、自衛隊員が詰めて被災地からの救援出動要請等を調整し、被害状況等の情報を県の対策本部に送れない市町に代わり、本部―支部の通信システムに代理入力するなどの訓練が行われた。
 このほか、振興局1階では建設班、御坊保健所では健康福祉班がそれぞれの役割、防災関係機関との連携を演習した