みなべ町筋の小谷文子さんは、20日で100歳の誕生日を迎える。小谷芳正町長は16日、小谷さんがデイサービスで通っている特別養護老人ホームときわ寮梅の里を訪ね、長寿を祝った。
 小谷さんは大正5年2月20日生まれ。白浜町出身で、結婚してみなべ町に移り住んだ。小谷町長は「1世紀を生き抜かれたことは万人の模範」などと書いた祝い状「祝百歳」を読み上げてから手渡し、「暖かくなったり寒くなったりする気候が続くので、風邪をひかないように気をつけて下さい」と気遣った。梅の里の職員らもくす玉割りなどで祝福。小谷さんは長寿の秘訣を聞かれると「特にないけど、いつの間にか100歳になった」とニッコリ。普段は好きな俳句や塗り絵を楽しんでおり、食べ物では「梅干しは毎日食べてます。好き嫌いはないが、特にお寿司が好きです」と話す。デイサービスで出される食事も完食しているという。町内の100歳以上はこれで5人目。最高齢は晩稲の宮﨑ミサオさんで102歳。