NHK大河ドラマ「真田丸」の放送開始に合わせ、日本郵便㈱近畿支社が和歌山ゆかりの戦国武将、真田幸村と九度山町をPRするオリジナルフレーム切手2種類を販売中。県内では今月8日の発売から数日で売り切れた局もあり、同社は急きょ、シートを増刷。2月1日からは取り扱い郵便局を紀北中心から県内全郵便局に拡大することになった。
 オリジナルフレーム切手は「戦国武将 真田幸村とゆかりの地 紀州九度山」と「戦国武将 真田氏家系図と真田十勇士」の2種類。紀州九度山は真田まつり、ゆるキャラ「ゆきむらさま」、真田氏の旗印「六文銭」ほか、九度山町と周辺にある世界遺産の慈尊院(多宝塔)、町石道などの82円切手10枚がセットとなり、真田十勇士は幸村に付き従った忍者の猿飛佐助、伊賀流忍術の達人霧隠才蔵、鎖鎌の達人由利鎌之助ら10人の家臣の切手がセットとなっている。
 この2種類のフレーム切手は今月8日から和歌山県内の紀北地方を中心に134局の郵便局(簡易郵便局は除く)と大阪中央局で販売されているが、なかには数日で在庫がなくなってしまった局もあり、日本郵便近畿支社は急きょ、増刷を決定。紀州九度山を2500シート、真田十勇士を2000シート追加発行し、2月1日からは販売局を県内すべての263局(簡易郵便局は除く)と大阪中央局に拡大する。価格はいずれも1シート1230円。
 同社の広報担当者は「オリジナルフレーム切手は数年前、市川海老蔵さんが主演の映画『利休にたずねよ』の際にも販売しましたが、今回の真田幸村はそれを上回る予想以上の反響です。和歌山県は近年、観光客の方も増えていますし、紀中、紀南地方の郵便局にも問い合わせを多くいただいており、今回、販売局を県内全域に拡大させていただくことになりました」と話している。オリジナルフレーム切手に関する問い合わせは日本郵便㈱近畿支社郵便・物流営業部℡06―6944―8157