日高川町の川辺、中津、美山、印南町の印南の4つの森林組合は20日、合併の本格的な協議に向け、「(仮称)紀中森林組合合併推進協議会」を設立した。日高振興局別館で初会合を開き、役員や規約などを承認。今後、名称や財務関係、職員の取り扱いなどで協議を進め、ことし秋に美山を本所とする新組合の発足を目指す。
4組合では統合を進める県森林組合連合会の方針に従い、平成24年度から検討会を立ち上げ、4年間に十数回の協議を重ねてきた。今回の推進協議会は検討会より本格的な合併内容を協議する場で、県森林組合連合会が主催。メンバーは県森林組合連合会、4組合の役員と県、日高川、印南の職員ら22人。役員選出では会長に美山村森林組合の山本羡也組合長、副会長に中津村森林組合の柏木一夫組合長と川辺町森林組合の八田啓組合長、監事に印南町森林組合の谷廣美組合長を選んだ。この日はこのほか、会の規約や検討会で話し合ってきた美山を本所とする案などを確認した。
今後は毎月1回程度開き、財務関係や職員、役員数など、合併に向けた具体的な内容について協議していく。推進協議会で話がまとまったあとは各組合で総会を開き、その後新組合の設立委員会を立ち上げて事業計画などを決めていくこととなっている。
これまでの検討会で話し合ってきた合併後の体制は、職員、技術員などは新組合に引き継がれ正組合員数は約2000人となる。目標売上は約4億円、目標素材生産量は1万立方㍍で、主な事業としては「植林、間伐、皆伐(かいばつ)への積極的な取り組み」「地域木材の流通促進と地域木材活用による製品販売」「林業後継者の育成、林業普及啓発事業」の3つを挙げており、合併により事務を一本化することで、事業拡大や新事業に取り組む人員も確保。組合員へのサービス向上を図ることとなっている。

