日高川町皆瀬、下阿田木神社(西川秀人宮司)で3日、新春恒例のお弓神事が行われ、多くの見物人やアマチュアカメラマンらでにぎわった。
 神事は矢を射て神意を占い、厄を払う行事として知られ、源平時代に始まったとされる。川原河や皆瀬など白装束に身を包んだ8人の氏子が15㍍ほど離れた場所に立てられた直径1㍍の的を狙って矢を放った。「ビュン」と音を立てて飛ぶ矢が見事的に当たると、見物人からは拍手と歓声が起きていた。最後の2射は、距離が2倍で、的の大きさが直径30㌢ほど。惜しくも命中はなかったが、勇ましく弓を引く姿にカメラマンらがシャッターチャンスを狙っていた。