御坊市の薗と島地内で28日夜、地域の自主防犯隊や少年消防クラブが年末特別警戒を展開。地域内に防火を呼びかける拍子木の音と「火の用心」の声を響かせた。
 薗では、薗地区防犯隊(塩﨑渡隊長)が夜警を実施。御坊署の保富速人署長から「住民が安心して暮らせるようご協力よろしくお願いします」と激励を受け、役員ら約10人が地域を2巡した。塩﨑隊長は隊員らをねぎらいながら「頑張って地域の安全安心を守り、お互いにいい年を迎えよう」と一致団結を呼びかけた。。この日から30日まで3日間、薗会館を拠点に防犯や防火に目を光らせる。
 島では、新東少年消防クラブ(山田栄次郎会長)が夜回り。地域の小中学生と保護者ら合わせて約20人が参加し、市消防の広報車を先頭に歩いた。「戸締まり用心」「寝たばこ用心」「マッチ1本火事の元」と防犯や防火意識の高揚を啓発。毎年参加しているという御坊中学校3年の中筋紗利亜さんは「火事が起きたら大変。みんな気をつけてほしい」と話していた。