みなべ町の小谷芳正町長(66)が27日、心筋梗塞のため田辺市内の南和歌山病院に入院した。前日の26日は消防団年末警戒で詰め所を巡回するなど通常通り業務をこなしていたが、27日午前5時ごろに家族に対して「息苦しい」と訴えて救急車で病院に搬送された。同日の午前中に血管に管を通して血液の流れを改善するカテーテルの治療を実施するなどで回復に向かっており、2週間程度で退院する見込みだという。
 27日午後に家族を通じて「年末年始のことで相談したい」と病院に呼ばれた吉本正二副町長は本紙の取材に対して「元気そうな様子だった」と容体を説明し、「国体の開催、南高梅誕生50周年、世界遺産登録でローマの会議に出席など公務が続き、疲労がたまっていたのではないか」と話していた。