紀勢自動車道の南紀田辺―南紀白浜間(14㌔)が7月12日、南紀白浜―すさみ南間(24㌔)が8月30日にそれぞれ開通。合わせて38㌔区間が整備され、3カ月が経過した。遅まきながら、筆者も先日に南伸した高速道路の南紀田辺からすさみ南までの全区間を初めて車で走った
いままで通っていた国道だと1時間半程度かかっていたように思うが、新しい道路は40分程度時間が短縮された。直線で坂道も少ない道路を走るのは爽快な気分。終点のすさみ南で降りると、きれいな海岸の風景が広がり、ドライブするには最高だろう。無料で通行できるというのも大きな魅力だ
 近畿地方整備局紀南河川国道事務所の調査によると、周辺を通っている道路の渋滞が緩和されるなど大きな効果が出ているという。京阪神などから紀南地方を訪れる観光客らも増え、夏場に白浜の白良浜で開催された花火大会の来場者数も昨年よりも増加した。この区間だけでなく、高速道路の全体的な通行量が増加し、阪和自動車道の印南サービスエリアの物産販売の売り上げがアップし、日高地方でも効果が表れているところもある。また、近い将来には南海トラフの巨大地震の発生が予想されているが、県民の生命を守る命の道としても期待されている
 終点のすさみ町周辺から串本町にかけては磯釣りのメッカ。これから来年の春までは寒グレが太公望のターゲットで、紀南地方の磯は多くの釣り人が訪れる。ことしは例年以上の人出が期待できるのではないか。筆者も釣り好き。釣果がなかった日の帰り道も、快適な道路が落ち込んだ気分をいくぶんか和らげてくれそうだ (雄)