「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家の水木しげるさんが30日に93歳で亡くなったことを受け、御坊市塩屋町のSioトープに鬼太郎の石像を設置するなどゆかりのある御坊市は1日、石像の横にお悔やみの看板を取り付けた。
 幅広い世代に親しまれる妖怪の石像で親子の触れ合いの場にしてもらおうと柏木征夫市長が提案し、平成21年10月のオープン当初から高さ30~50㌢の石像を設置。目玉のおやじを手に乗せた鬼太郎やねずみ男、猫むすめなど10体があり、Sioトープのシンボルとして多くの住民に親しまれている。
 原作者の訃報を受け、市が鬼太郎の石像の横に設置した看板には「Sioトープの石像たちのモデルである『ゲゲゲの鬼太郎』の作者、水木しげる先生がお亡くなりになりました。謹んでお悔やみ申しあげ、心からご冥福をお祈りいたします」と記している。訪れた人は「鬼太郎も少し寂しそうに見えます」と話していた。